岩倉・上賀茂(京都)
ツツジの寺・カキツバタの社
【地下鉄 松ヶ崎駅】→宝ヶ池→妙満寺→幡枝八幡宮→深泥池→太田神社→【上賀茂神社前BS】
2014年05月07日 快晴 18,601歩
宝ヶ池
国立京都国際会館(左)と比叡山(右奥)
宝ヶ池のガチョウ
新緑の森
妙満寺のツツジ
山門前の蓮池に咲くツツジ
慶応元年(1389年)に日什大正師(にちじゅうだいしょうし)によって六条坊室町に創建。 応仁乱など幾多の兵火に遭い、一時は堺に移されるが、天正11年(1583年)に京都の寺町二条に戻る。 この地
岩倉には昭和43年(1968年)に移ってきたとのこと。
山門
山門前と境内には3000本のツツジが植えられ「ツツジの寺」として知られるが、ツツジの花が最盛期の今も訪れる人も無く静かな佇まいを見せている。
山門前の敷石の参道
山門前の蓮池
境内
左から仏舎利塔・本堂・方丈と本坊
本堂(右)と仏舎利塔(左)
本堂
本堂 「妙塔山」扁額
本堂から見る山門、右奥は比叡山
本坊の築地塀とツツジの花
方丈・本坊
本坊には雪の比叡山を借景とした「雪の庭」が知られる(雪景色の庭は【こちら】)また紀州 道成寺の安珍・清姫の伝説で知られる梵鐘がここに置かれている。
仏舎利塔
仏舎利塔の釈迦如来像
鐘楼
大書院
大書院の天水鉢
中川の井(左)と五条大橋の脚石(右)
中川の井(左)※1と五条大橋の脚石(右)※2
※1:かつて妙満寺が寺町二条に在った時の井戸で遺構としてこちらに移されたとのこと。 中川は寺町筋に沿って流れていた川とのこと。
※2:天正年間に豊臣秀吉によって架けられた五条大橋の橋脚の一部。
日什大正師の墓
境内の外回りにも咲くツツジ
大書院の屋根
幡枝八幡宮へ
左に登ると幡枝八幡宮参道
シャガ
ツルニチニチソウ
幡枝八幡宮
(はたえだはちまんぐう)
参道入口鳥居
寛平6年(894年)に旧幡枝村の産土神として石清水八幡宮より勧請、祭神は応神天皇・神功皇后。 境内には“針”の守護人として祀られた「針神社」がある。
境内入口鳥居
拝殿(左)と本殿(右奥)
拝殿越しに見る本殿
本殿(右)と貴船神社(左)
本殿 扁額
本殿狛犬
本殿狛犬(奥)
末社 針神社
幡枝八幡宮 末社 針神社
針の守護神として崇敬され刃物や金物業者からの信仰が深い。
深泥池のカキツバタ
(みぞろがいけ)
周囲 1.5km余りの小さな池で、氷河期からの植物と温暖地に住む植物が共存している水生植物の群落地として知られる。 寒冷地のミツガシワ、食虫植物のタヌキモ、全国的に分布するジュンサイなどが自生するなど貴重な植生が残されている。 この池は14万年前から湿地として存在していたとのこと。
コキンバイ(左) ・ 白いカキツバタ(右)
ミツガシワ(左) ・ コキンバイ(右)
カキツバタの群落
白いカキツバタ(左)
「天然記念物 深泥池水生植物群落」の標石(右)
地蔵石仏
地蔵尊と思われるが、自然石に顔が描かれ赤い涎掛けをしている。
沢山の花が供えられ地元の人々から大切にされているようである。
大田神社のカキツバタ
赤鳥居
鳥居をくぐると参道の脇には「太田ノ沢」があり、平安の昔より野生のカキツバタの群落が知られている(国の天然記念物)
拝殿
「大田神社」社号標石と本殿
絵馬
葵の葉(葵祭で飾られる)
太田ノ沢のカキツバタ
神山や 太田ノ沢のかきつばた
ふかきたのみは 色にみゆらむ
藤原俊成