京都(近代建築 1)


【阪急 烏丸駅】→山口銀行京都支店→平楽寺書店→中京郵便局旧庁舎→日本銀行京都支店→京都中央電話局→日本生命京都支店→不動貯蓄銀行京都支店→家邉徳時計店ビル→革島医院→京都大毎会館→要法寺→柳湯→島津創業記念資料館→(近代建築 2)


2014年06月30日 曇り 26,568歩



旧 山口銀行・北国銀行
京都支店


大正5年(1916年)に山口銀行京都支店として建設、その後北国銀行京都支店となり、現在はレストラン(fiowing KARASUMA)などが入るテナントビルとなっている。 設計は東京駅の設計で知られる辰野金吾、赤レンガの壁と花崗岩の縁取りは東京駅を彷彿とさせる。


屋上塔屋





建物裏側



平楽寺書店

慶応年間(1596〜1615年)に、村上浄徳が丹波から京にのぼり書籍店を創業したのが始めとされる。 当初は「法華宗門堂」として日蓮宗関連の書物を出版していたが、大正2年(1913年)に「平楽寺書店」と変更したとのこと。 現在の建物は昭和2年(1927年)の建築で登録有形文化財に指定されている。 今も仏教関連の書籍を中心に出版しているとのこと。














「登録有形文化財」のプレート







中京郵便局旧庁舎

明治35年(1902年)に「京都郵便電信局」の新局舎として竣工。 昭和36年(1961年)に京都電話局と合併し「京都郵便局」、昭和49年(1974年)には現在の「京都郵便局」と改称されている。

 
正面玄関


正面玄関階段の装飾








旧 日本銀行京都支店
(京都文化博物館 別館)

「日本銀行京都主張所」として明治39年(1906年)竣工、その後明治44年(1911年)に「日本銀行京都支店」に改称された。 その後昭和42年(1967年)に「平安博物館」として使用、昭和63年(1988年)には「京都文化博物館別館」として公開されている。 設計は先に訪ねた「レストラン(fiowing KARASUMA)」と同じ辰野金吾と長野宇平治、重要文化財に指定されている。





正面玄関








正面玄関の扉





「重要文化財 旧 日本銀行京都支店」


京都文化博物館本館
(左手前の赤レンガは別館)




旧 京都中央電話局
(京都電電ビル西館)


大正15年(1926年)に第一期工事、昭和6年(1931年)に第ニ期工事を終え「京都中央電話局」として建設。 設計は逓信省営繕課 吉田鉄朗。 最上階のアーチ窓と正面玄関の立体アーチ構造に特徴がある。


最上階のアーチ窓





正面玄関


正面玄関の立体アーチ構造





旧 日本生命京都支店
(日本生命保険京都三条ビル)


辰野金吾と片岡安の設計にて「日本生命京都支店」として大正3年(1924年)に建設された。 その後昭和58年(1983年)に新しいビルに改築され塔屋のみ残された、残された塔屋は登録有形文化財に指定されている。 残念ながら現在は改修工事のため塔屋の屋根部分が養生されている。 


現地説明板より


左が現在営業中の日本生命ビル


正面玄関


「登録有形文化財」・「日本生命
京都三条ビル」のプレート



ビルのある三条通・柳馬場通の道路標示



旧 不動貯蓄銀行京都支店
(テナントビル“SACRA”)

大正5年(1916年)に「不動貯蓄銀行京都支店」の建屋として竣工。 後に「日本貯蓄銀行」・「協和銀行」・「協和埼玉銀行」・「りそな銀行」などを経て現在はテナントビル「SACRA」となっている。 登録有形文化財に指定されている。





正面玄関




 
玄関内



家邊徳時計店ビル

明治23年(1890年)家邊徳時計店の家邊徳之助(やべとくのすけ)により建造された。 レンガ造りの商店建屋としては日本最古のもの。 当初は屋上に時計台が在ったが昭和30年(1955年)に撤去されている、登録有形文化財に指定されている。



正面玄関


通用口


二階部分








玄関灯


「家邊徳時計店 登録有形文化財」のプレート



革島医院
(かわしまいいん)


昭和11年(1936年)竣工、ドイツの城郭を表現したものとのこと。 壁一面には蔦の葉で覆われ、円筒形の塔屋が印象的である。 登録有形文化財に指定されている。

 
塔屋(左)


正面玄関


門燈 ・ 丸窓


「登録有形文化財」プレート(右)


革島外科病院
昭和11年(1936年)9月竣工
施主 革島彦一
設計・施行 株式会社 あめりか屋




旧京都大毎会館
旧 毎日新聞社京都支部
(1928ビル)


昭和3年(1928年)に「京都大毎会館」として建設。 その後 平成10年(1998年)まで「毎日新聞社 京都支局」として使用された。 


正面玄関





正面玄関の上には竣工の1928年に因み「1928」と表記されているので“いちきゅうにーはちビル”と呼ばれ親しまれている。 現在はレストランやギャラリーが入るテナントビルとなっている。 設計は「関西建築界の父」と呼ばれる武田五一。


正面に飛び出したベランダの形やビル上部のマークは毎日新聞社の社章の星型を表している。


ビル側面


ビル側面の丸窓


毎日新聞社の社章の星型と“毎”の字を表している



要法寺

表門


救済橋と本堂


開山堂


鐘楼


清涼池と救済橋


清涼池のカルガモ



柳湯

外観は3階建に見えるが木造2階建て築80年の昔ながらの銭湯である。 京は月曜日の定休日のため暖簾はかけられていない。


正面入口


2階部分


「柳湯」看板



弓矢が飾られた町屋







島津創業記念資料館

ここ木屋町二条は理化学機器メーカ「島津製作所」の創業の地で、かつ日本近代科学技術の発祥の地となっている。 本資料館は島津製作所が昭和50年(1975年)の創業100周年を記念して設立された。 創業者 島津源蔵の住居・研究所などが保存され、理化学機器・医療機器などの歴史的資料が展示されており、登録有形文化財に指定されている。




















島津源蔵像




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