当尾(その1)


アジサイの道に石仏を巡る

【浄瑠璃寺バス停】→浄瑠璃寺→石仏の道→岩船寺


2014年06月26日 曇/雨 23,175歩



浄瑠璃寺バス停




浄瑠璃寺
 
参道
浄瑠璃寺は京都府南部の加茂町に位置するが、奈良県との県堺に近い。 本堂には9体の阿弥陀如来坐像が安置されており、九体寺・九品寺とも呼ばれる、開基は義明上人。



山門前


参道に咲くアジサイ


山門


本堂(九体阿弥陀堂 国宝)
本堂内の9体の阿弥陀仏は「九品往生(くほんおうじょう)」を示し、人は極楽往生した際には「上品上生〜中品中生〜下品下生」の9段階あるとの教えからきているとのこと。 堂内には横一列に並べられt9体の大きな阿弥陀如来坐像が並ぶ様は参拝者を圧倒する。 かつて国語の教科書で習った堀辰雄の随筆「浄瑠璃寺に春」を思い起こす。



宝池越しに本堂を見る
平安時代の浄土思想を形にした、池を挟んで阿弥陀堂と三重塔を配した境内であるが、現在は庭園の復元整備工事(発掘調査)で池の水も大分抜かれ土嚢なども積まれ残念なことになっている。



宝池越しに三重塔を見る


三重塔(国宝)


鐘楼


発掘調査中の境内







境内に咲くアジサイ








岩船寺に向け石仏の道を行く



藪の中三尊

弘長2年(1262年)の銘があり、ここ当尾(とうの)で銘のある石仏では最古のものとされている。 名前の通り竹藪に囲まれた一角にある。


阿弥陀如来像


地蔵菩薩立像と十一面観音立像



あたご灯籠
 
自然石に火袋(四角い穴)だけの素朴なものである。



岩船寺に至る石仏の道を行く




随願寺跡

鎌倉時代に焼失するまでは、浄瑠璃寺同様に大寺院であったとのことである。


石段手前で立入禁止となっている。








石仏の道を行く




唐臼の壺 阿弥陀仏
(からすのつぼ)


阿弥陀如来坐像
右に小さな灯籠が線刻され四角い火袋が設けられている。



阿弥陀如来・灯籠



一鍬地蔵
(ひとくわ)


大岩の上部に刻まれているようであるが。


風化が激しく明瞭でない。



唐臼の壺
(からすのつぼ)


脱穀に使う唐臼に似ているため名付けられた。









菖蒲の花










笑い仏(阿弥陀三尊)



阿弥陀三尊
中央の阿弥陀如来と両脇侍の観音・勢至菩薩の口元が笑っているように見える。



阿弥陀如来



眠り地蔵

笑い仏のすぐ傍に、土に埋まり静かに眠っているように見える





石仏の道が続く
















弥勒如来立像 磨崖仏

笠置寺の弥勒如来磨崖仏を写したと言われる。








山道に入る




三体地蔵














当尾(その2)に続く




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