多武峰・初瀬


紅葉の多武峰・初瀬を巡る

【談山神社バス停】→藤原不比等の墓所→談山神社→御破裂山
【近鉄 長谷寺駅】→長谷寺→與喜天満神社→法起院


2013年11月21日 晴れ 21,868歩



藤原不比等(淡海公)墓所

藤原不比等は藤原鎌足の次男で、唯一「藤原」の姓を継承し、「大宝律令」を編纂、また父である鎌足の意思を継いで天皇制の確立を進めたと言われる。 死後には「淡海」の称号が贈られている。



談山神社
(たんざんじんじゃ)

談山神社遠望
紅葉に燃える談山(かたらいやま)と談山神社。 天武天皇7年(678年)に藤原鎌足の長男 定恵と次男 不比等により鎌足の冥福を祈るため建立されたと言われる。 かつては多武峰 妙楽寺」と号したが、明治の神仏分離令で談山神社となった。



十三重塔(右)と権殿(左)
境内には塔があり、神社に塔があるのは珍しいが神仏習合の名残と見られる。 



楼門(左)・拝殿(手前)・本殿(中央奥)


赤鳥居と参道石段
石段は上の楼門まで140段ある。



楼門(重文)


十三重塔(神廟)
現存する塔は享禄5年(1532年)の再建とされ木造の十三重塔(檜皮葺・高さ17m)は他に類を見ないと言われている。(重文)






末社・総社拝殿(重文)


末社・総社拝殿 正面


末社・総社本殿(重文)


談山神社 拝殿(重文)


談山神社 拝殿の吊り灯籠


談山神社 拝殿扉


談山神社 本殿(重文)
藤原鎌足が祀られている。 大宝元年(701年)の創建、嘉永3年(1850年)に再建。 極彩色の飾り付けは日光の東照宮を彷彿とされる。



談山神社 本殿 屋根


談山神社 本殿 庇の彫刻と極彩色の飾り付け


境内の紅葉


神廟拝所・旧講堂(重文)
左上には十三重塔(神廟)が見える。









藤原鎌足像

















梵鐘(鎌倉時代)
元享3年(1323年)鋳造、高さ68cm・口径53cm



福禄寿大神


権殿(左)


末社 比叡神社本殿


西宝庫(重文)


東宝庫(重文)


摂社 ・東殿(恋神社)


如意輪観音堂





絵馬



御破裂山登山道
(ごはれつざん)





登山道登り口から見る談山神社



談山々頂
(かたらいやま)


標高556m、「御相談所」の碑
「談山(かたらいやま)」の名の由来は、中臣鎌足と中大兄皇子が、大化元年(645年)に大化の改新の談合をこの地で行ったことにより、後に「談山(かたらいやま)」・「談所の森」と呼ばれるようになった。




御破裂山々頂
(ごはれつざん)


藤原鎌足 墓所 (標高618m)
墓所は高槻市の阿武山々頂にある「阿武山古墳」も藤原鎌足の墓所と考えられている。






近鉄にて【桜井駅】から
【長谷寺駅】まで移動




長谷寺へ続く参道(初瀬街道)

街道沿いには長谷寺温泉の温泉宿などの施設が並ぶ


長谷寺温泉 創業160年 温泉宿「井谷屋」














大和川上流の長谷寺温泉と長谷寺の堂塔



長谷寺

参道石段
朱鳥元年(686年)に天武天皇の勅願により、道明上人が創建したと伝えられる。 本尊はクスノキで造られた、高さ10m余りの巨大な十一面千手観音菩薩立像。



山門(仁王門 明治27年再建)

 



山門の仁王像


山門と下登廊(重文)
山門をくぐると100mほど直線で続く石段の登廊が続き、中・上段の登廊を合わせると合計399段となる。 春には登廊に沿って牡丹の花が咲き乱れる。



中登廊






絵馬



愛染堂



長谷寺塔頭 能満院地蔵尊
本尊 日限地蔵尊:日を限って祈願すると願いが叶うと言われる。



地蔵堂内


水子地蔵尊(中央)
與教大師(左)・弘法大師(右)



能満院参道の地蔵石仏(水子地蔵尊)


日限地蔵尊 絵馬



三社権現



上登廊と接続された鐘楼
上登廊屋根(右下)



鐘楼


本堂(国宝)
清水寺と同じ舞台造りで、幾度も焼失していると言われている。 現存する本堂は慶安3年(1650年)に三大将軍徳川家光の寄進により再建されたものとのこと。 本尊を安置する「正堂」と参拝者のための「礼堂」を「相の間」でつなぐ複雑な構造となっている。



本堂 扁額「大悲閣」


本堂内より


本堂
礼堂(らいどう)外陣の床に映える紅葉



本堂舞台から見下ろす宇堂の甍
中央の巨木は天狗杉



本堂舞台から見る五重塔


御影堂


早咲きの桜


五重塔(昭和29年建立)


五重塔を見上げる


本長谷寺(もとはせでら)
道明上人が千仏多宝塔銅板(国宝)をここに祀ったのが長谷寺の始めとされている。



御影堂内
千仏多宝塔銅板(国宝)と道明上人像?



深紅に色付く楓と本堂


大国堂


納骨堂


本堂を望む
本堂の右には鐘楼と登廊(上段)屋根が、下には登廊(中段)屋根が見える。



本堂 舞台


最初に登った登廊に下る敷石の道、突き当りには登廊が見える。



與喜天満神社
(よきてんまじんじゃ)

 
参道入口赤鳥居(左)
「與喜天神宮」社号標石(右)



拝所
日本最古の天満宮と言われ、菅原道真にとっては先祖「野見宿禰」からの故郷に当たるとのこと。 また、この地は天照大神が日本で初めて降臨した処とも伝えられている。



本殿


摂社 三社権現


盤座




 
與喜寺跡



長谷寺参道

與喜天満神社から見下ろす長谷寺参道(初瀬街道)



法起院
(ほいきいん)

 
山門
天平7年(735年)に西国三十三所を創始した徳道上人がこの地で隠棲したことに始まる。 本尊は徳道上人によって刻まれた徳道上人像。 山門前の寺号標石には「西国三十三所 徳道上人御廟所 番外 法起院」と刻まれている。



山門脇の紅葉


本堂



近鉄 長谷寺駅





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