赤川鉄橋
(赤川仮橋)
今月で閉鎖される赤川仮橋を訪ねる
赤川鉄橋・城北公園・日吉神社・千人塚
2013年10月26/28/29日
赤川鉄橋(赤川仮橋)
城東貨物線の敷設にともない、昭和4年(1929年)淀川を渡る「赤川鉄橋」※1長さ610mが架橋された。 橋梁は複線で造られたが片側にのみレールを敷き単線で運行された。 残りの片側は大阪市が借り受け木造の歩道橋※2(後に鉄製に改修)とし現在まで地域住民の生活道路として活用されてきた。 しかし、北梅田ー(赤川鉄橋)ー久宝寺間の旅客線路「おおさか東線」の開業計画にともない今月(10月)の31日をもって歩道橋は閉鎖されることとなった。 このような大規模な鉄橋で列車と歩行者が接近して使用している例は無いとのこと、このため名残を惜しみ多くの利用者・鉄道ファンなどが集まっている。
正式名称
※1:「城東貨物線淀川橋梁」
※2:「市道 JR貨物線 赤川仮橋」
赤川鉄橋(淀川)
淀川橋りょう
左:赤川仮橋、右:JR線
橋桁上
橋桁下
橋脚
「赤川仮橋」銘板
赤川仮橋「河川法許可標識板」
正式名称は「市道 JR貨物線 赤川仮橋」
昭和弐年 汽車製造株式会社製作 鐵道省 八幡製鉄所 八幡製鉄所川崎造船所
「さよなら赤川鉄橋」イベント会場
「赤川鉄橋ウォーク」や写真展示が行われている。
赤川鉄橋南詰(旭区側)河川敷の橋下より、今日の空は雲一つない快晴である(10月28日撮影)
旅客 試運転車輌
旅客輸送の開業に備え旅客車輌の試運転が行われている。
旅客試運転車輌 最後尾
電気機関車 EF210-110
電気機関車 EF65-2094
電気機関車 EF81-627
赤川鉄橋南詰(東淀川区側)の橋下より撮影。(10月26日撮影)
電気機関車FE81-735 (10月28日撮影)
電気機関車FE200-20 (10月28日撮影)
さようなら赤川仮橋
赤川仮橋を渡る歩行者と自転車、この光景が見られるのもあと2日である(10月29日撮影)
時間は午後5時前、夕日を背にしてシルエットに浮かぶ機関車と人の影、この情景が見られるのもあと2日である(10月29日撮影)
城北ワンドを巡る
菅原城北大橋から赤川鉄橋を見る
城北ワンド
ワンドの水面に映る赤川鉄橋
ワンドから見る菅原城北大橋
ワンドに咲く花
ワンドの生物
城北公園
日吉神社
参道入口鳥居
淀川沿いに鎮座し、創建は定かではないが淀川の氾濫を鎮めるために比叡山の日吉大社より勧請したとされる。〔大阪市旭区赤川〕
拝殿
拝殿(正面)
本殿
日吉行者堂
かつて、ここ日吉神社と関係のあった「赤川寺」には役小角の石像が祀られていた。 しかし寺は大坂の陣で廃寺となり石像だけ残された。 石像は昭和34年(1959年)にここ日吉神社境内にお堂が建てられ移された。
黒い石神
明治の終わりころに、宮司が生駒の山より持ち帰った霊石で、この石に油をかけ祈ると病気平癒に霊験があるとのこと。
霊石「黒い石神」
石造りの扁額
かつて鳥居に掛けられていたものと思われるが、上部の取付穴の部分が欠けている。
淀川堤防から見る日吉神社
千人塚
昭和20年(1945年)6月7日に起こった大阪大空襲で、犠牲となった千数百人に及ぶ身元不明者をここに集め荼毘に付し祀ったといわれる。 〔大阪市旭区生江〕
「千人つか」碑